2013年入れ歯感謝デー市民公開講座
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2013年10月5日(土)、国際ファッションセンター(東京都墨田区)において「2013年入れ歯感謝デー市民公開講座」を開催しました。「入れ歯感謝デー」は、入れ歯や差し歯のおかげで美味しく食べられる、楽しく会話ができる、その歯科技工技術に対する感謝の日として、日本歯科技工士会が創立50周年にあたる2005年9月に制定した記念日です。この日に合わせ、歯科技工という職業や歯科医療と口腔保健の重要性を知っていただく情報発信事業として、昨年より市民公開講座を開催しています。
今回はあいにくの雨模様でしたが、子供に関する企画を多く展開したことにより、子供たちの明るい笑い声などが聞こえ、終始和やかなムードとなりました。本市民公開講座の企画運営からご協力いただいた水谷孝次氏はじめMERRY PROJECTの皆さま、趣旨に賛同いただきご後援いただいた厚生労働省、東京都、墨田区、日本歯科医師会、日本歯科衛生士会、ご協賛いただいた企業各社の皆さまに感謝申し上げます。
会場前ホール
笑顔でいっぱいの空間に
幸せ屋によるアートワークショップ
バルーンアート
日技会員によるバルーンアートの実演配付にも長蛇の列ができました。
石膏手形模型プレゼント
メイン会場
主催者代表挨拶
来賓挨拶
はじめに墨田区の久保孝之副区長より「会話を楽しみ、食事を味わい、大いに笑う。そのように人生を楽しむためには、健康な歯を維持することが重要です。歯科技工士の皆さまには、人生を楽しみ健康を守るための歯の維持に日々ご尽力いただいていることに感謝いたします。墨田区では歯科健診を始めさまざまな事業を実施し、区民に対し歯と口の健康の重要性をPRしています。本日の市民公開講座を、歯と口の健康の大切さを考えるきっかけにしていただければと思います」とのお言葉をいただきました。
三塚憲二日本歯科医師会副会長からは「日本歯科医師会では歯科医療を“生活を支える医療”と位置づけ、日本歯科技工士会や日本歯科衛生士会と協力しながらさまざまな事業を行っています。日本は高齢化が急速に進み平均寿命が延びていますが、健康でいられる期間を示す健康寿命を見ると、平均寿命に比べて男性で7歳、女性で12歳程度短くなっています。これを延ばすために歯科医療が果たす役割は大きいと考えておりますので、今後も歯科3団体の連携を深め、日本人の健康を守っていきたいと考えております。日本歯科技工士会のますますのご発展と、ご来場の皆さまのご健勝をご祈念申し上げるとともに、本日のイベントが楽しい一日となりますことを祈念いたします」とのお言葉をいただきました。
金澤紀子日本歯科衛生士会会長からは「老いても元気で活力ある生活を送るためには、体の入り口である歯と口の健康が非常に大切です。最近では咀嚼と認知症の関係も報告されています。国民の皆さまの健康長寿に貢献するため、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士はチームを組んで、歯や口の機能回復と口腔ケアのサポートを行っています。本日は多くの笑顔に迎えられました。われわれ日本歯科衛生士会の会歌は“あなたの笑顔を支えたい”というタイトルです。まさに歯科3団体が同じ目標に向かって頑張っているということを皆さまにお示しできる笑顔だと思います。本日の公開講座をきっかけに、皆さまもぜひご自身の歯や口の健康を考えてみてください」とのお言葉をいただきました。
オープニングアトラクション
オープニングアトラクションとして時見高志日技副会長による義歯の配列デモが行われました。義歯(入れ歯)の歴史を紐解くことから始まり、義歯の完成までの製作工程を映像や実演で紹介しました。歯科医院(診療室)とラボ(技工室)とのやり取りを含め、歯科技工士がチームの一員として歯科診療に携わっていることについて分かりやすい言葉で細かく説明するとともに、デモンストレーションでは、配列時の難しさを説明し、歯科技工士の手作業での微妙なハンドリングの必要性を述べました。
終身会員表彰
特別講演