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『日本歯技』2016年12月号巻頭言



日技指定研修の進化

 日本歯科技工士会では昨年度より、『日技指定研修』制度の充実を図っている。これには大きく2つの柱がある。1つは従前から実施している「顎口腔機能学」であり、約20年前から新たに歯科技工士教育の履修科目に加えられたもので、国民に質の高い歯科医療を提供する目的で同科目の未履修者を対象としている。
 もう1つは「歯科技工所管理」である。目的は同じであるが、広範囲の歯科医療及び歯科技工についての知識・態度を含め技能を習得することを加えたものである。具体的には法律改正や通知等の普及啓発を目的とした伝達講習、社会保険歯科診療報酬改定等に伴う歯科技工関連部門の開設者等管理者講習に加え、これまでの歯科技工士教育に不足している経営学、労務管理の知識、社会人としてのマナー・道徳等の社会倫理等、多岐にわたる内容となっている。
 これらの指定研修は、日技新発展『7』プランの基本戦略「スキルアップ推進戦略」の具体的施策に基づき始まったが、特に「歯科技工所管理」に関しては統一テキストや講師の選択等の課題があり、まだ緒についたばかりである。
 しかし、着実に前進しているのは事実であり、組織目標である「歯科技工士の社会的地位の向上」と「経済基盤の確立」を達成するためには、まずは歯科技工士自身がより多くの教養を身に着けることが第一歩である。そのために日技が「指定研修」という形で実施することの意義は大きい。
 我々を取り巻く社会環境はこれからも刻々と変化していくことであろう。日技が実施する教育研修の内容も、その時代に沿って変化・進化していくのは当然であり、必然である。全国の歯科技工士が統一のテーマで、同じテキストを使用し、技術・知識を習得する機会を地域に作ることは、まさにナショナルセンターの仕事と言える。
 いずれにしても、日技60年の歴史の中で、始まったばかりの事業であることから、実施していく中で様々な改善点や追加項目等が出てくることであろう。まずは多くの方に参加していただき、意見や要望をいただくことで、ますます発展・進化させていくことが重要であると考える。
 
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