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『日本歯技』2018年11月号巻頭言

『日本歯技』2018年11月号 巻頭言
 
スポーツと歯科技工

 1961年に制定され我が国のスポーツの発展に大きく貢献してきたスポーツ振興法(昭和36年法律第141号)が、2011年、スポーツ基本法に改正された。そして、その中に歯学が追加された。また、2012年に文部科学省が策定した[スポーツ基本計画]には、今後取り組むべき施策の一つとして「国及び地方公共団体は、年齢や性別に応じたスポーツの促進や体力向上方策の中で、医学・歯学・生理学・心理学・力学をはじめ経営学や社会学等を含めたスポーツ医・科学(「スポーツ医・科学」)の積極的な活用を図る。」と記載された。このことにより、歯科はスポーツにおいても重要な役割を担うようになった。その中で、私たち歯科技工士はどのように関わることができるのか、その可能性を模索することが肝要である。
 現状、私たち歯科技工士は、マウスガードを製作することでアスリートを支えている。一方で、カスタムメイドマウスガードの重要性を軽視した一部に歯科技工士でない者が製作しているということも耳にする。そのため、スポーツに関連のある職業の方々が興味を持っているようである。また、既製のマウスガードは、スポーツショップやインターネット等でデザイン性を重視した物も販売されている。
 来年はラグビーワールドカップが日本で開催され、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催される。国民のスポーツに対する注目度が日に日に増していく中で、マウスガードも今以上に認知されることが予測出来る。その時に、私たち歯科技工士が歯科専門職として製作したマウスガードが、アスリートから信頼を得られる物でなければならない。そのためには、科学的根拠に基づくことが重要であり、自己研鑽を怠ることのないように、ぜひ日技生涯研修等で積極的に学んでいただきたい。
 スポーツ基本法の前文に、「スポーツは、世界共通の人類の文化である」とある。ラグビーワールドカップと東京オリンピック・パラリンピックという2大イベントをきっかけに、歯科分野の関与が理解され、私たち歯科技工士の認知度が世界中で高まることを願う。
 

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