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『日本歯技』2020年5月号巻頭言

『日本歯技』2020年5月号 巻頭言

リーダーとリーダーシップ

 近年,さまざまな場所で「リーダー」や「リーダーシップ」について論じられることがあるように思う。
 ひも解くとリーダーとは,定められた目的に到達するため周囲を導く人であり,組織を引っ張る大きな力として役立ち,集団やチームの先頭に立つ存在であるが,リーダーシップについては,時代の流れとともにその考え方が変化している。
 近年注目されている「サーバントリーダーシップ」は,メンバーの力を引き出し,その活躍を支援することとされている。支配型リーダーシップと異なり,大義あるミッションやビジョンのために周りへ奉仕するという考え方である。メンバーが主役という考え方で動くからこそ,メンバーもリーダーを信頼し,熱心に取り組む。その結果,成果を出すためにどうすればよいか自分で考え行動するようになり,メンバーにもリーダーシップが生まれてくると言われている。
 歯科技工士のナショナルセンターである日本歯科技工士会に当てはめてみると,リーダーである会長を中心に役員が事業部門ごとに現状と目標との違いを見極め,目標達成のために業務を推進している。今までリーダーとして成功を収めた人物には周りに優れたブレーンがいたように,日本歯科技工士会にも優れたブレーンが理事にも会員にもいる。
 地域組織で,いまだに「歯科技工士会に入ってもメリットがない」という声を耳にすることがある。リーダーシップというのはもともと特別な人が持っているものだと。しかし,リーダーシップは人間関係,育った環境,失敗や成功等多くの経験を積む中で身につくものである。だからこそ,誰もがリーダーシップを発揮できるはずだ。
 リーダーがリーダーシップを発揮することは必要不可欠だが,周りのメンバーもリーダーシップを身につけることで,的確な判断により結果を出すことができる。歯科技工業界が直面する課題を解決するためには,会員一人ひとりがコミュニケーションを大切にし,また信頼を得てリーダーシップを発揮することが重要である。そのためにナショナルセンター・日本歯科技工士会があることを信じて。

 

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