会長年頭所感


年頭所感

公益社団法人日本歯科技工士会
会長  森  野 隆
 

 新年明けましておめでとうございます。
 会員の皆様方におかれましては、ご家族やお仲間と和やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 私も会長就任後、2回目の新年を迎えました。今日まで変わらず公益社団法人日本歯科技工士会(日技)の会務運営をご支援いただいておりますことに、心から感謝と御礼を申し上げます。
 さて、皆様もご承知の通り、内閣府の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)」に2021年より歯科技工士(歯科技工)に関する内容が明示されております。また、「歯科技工士」に関し、厚生労働省主体で数多くの調査研究が現在も行われ、その結果を受け検討会が設置されてきました。その中の一つである「歯科技工士の人材確保対策事業」には、多くの団体がご協力いただき現在も進められております。
 18歳人口が1992年の205万人をピークに年々減少し、2022年には112万人、さらに2032年には100万人を割るとも推計されている現状で、どの業界でも人材確保は喫緊の課題です。われわれ歯科技工業界も「いかに歯科技工士を目指す方を増やすか」について、関連団体で協力し推し進めてまいります。幸い関係各位のご理解・ご協力もあり、会長就任時より申し上げてきた日本歯科医師会を中心とする歯科関連団体との協調、歯科技工関連団体との団結は順調に進んでおりますので、本年はさらに協力体制を強固なものにしていきたいと考えております。
 また、会員増強による組織拡充に関しては、多方面よりご意見をいただきました。ただそこには日技だけで解決できるものと、地域組織のご理解・ご協力がなければ進めていけないことも多くございます。今は何をすべきか、長期的将来を見据えて、積極的に活動をしていかなければならないことをしっかり峻別してお示しいたします。
 強靱な組織を構築し、多くの仲間が集まってくる日技にしていかなければならないと考えております。
 皆様方には引き続いてのご支援をお願い申し上げ、歯科界に生きるすべての人々が明るく元気にこの一年を過ごせますよう祈念し、新年のご挨拶といたします。
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