会長年頭所感


年頭所感

公益社団法人日本歯科技工士会
会長  森  野 隆
 
 謹んで新春の祝詞を申し上げます。
 会員の皆様方におかれましては、ご家族やお仲間と和やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 私も会長就任後、3回目の新年を迎えました。今日まで変わらず公益社団法人日本歯科技工士会の会務運営をご支援いただいておりますことに、心から感謝とお礼を申し上げます。
 本年、私たち日本歯科技工士会は、70周年という大きな節目を迎えることができました。この特別な年にあたり、会員の皆様に心より感謝申し上げます。皆様方のご尽力と情熱があってこそ、私たちの業界はここまで成長し、発展してきました。
 70年前、私たちの先輩方は、歯科技工士の専門性を高め、地域医療に貢献するためにこの会を設立しました。その理念は今も変わらず、私たちの活動の根幹を成しています。多くの先輩方が築いてこられた基盤の上に、私たちが今立っていることを深く感謝いたします。
 この間、私たちの業界はさまざまな変化を経験してきました。技術の進歩や医療環境の変化に伴い、歯科技工士の役割も進化しています。近年、デジタル技術の進展や新しい材料の開発が進み、私たちの業務は大きく変化しています。これらの機器の一助を受け、より精度の高い歯科補綴装置の製作が可能となってきました。これに伴い、私たち歯科技工士も新しい技術を習得し、柔軟に対応していくことが求められています。患者様のニーズも多様化しています。私たちは、患者様一人ひとりの状態や希望に応じた適切な補綴装置を提供するために、コミュニケーション能力や専門知識を磨く必要があると考えます。
 歯科技工士は歯科医療の重要な一翼を担っており、患者様の健康と幸福を支えるために、常に技術の向上と知識の深化に努める必要があります。
 また、次世代の歯科技工士の育成も重要な課題です。私たちの経験や知識を次の世代に伝え、業界全体の発展に寄与することが、私たちの責任であると考えています。
 皆様には引き続いてのご支援をお願い申し上げ、歯科界に生きるすべての人々が明るく元気にこの一年を過ごせますよう祈念し、新年のご挨拶といたします。
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