感染対策に取り組もう
生涯研修・催事情報
歯科技工所における感染対策
歯科技工士にも感染対策は必要
歯科技工の現場では、印象体や石膏模型などから病原微生物が侵入する可能性があります。したがって未消毒の印象体や石膏模型などは、作業の前に消毒する必要があります。
技工作業中には、「白衣の着用」「マスク、ゴーグルの装着」「手指の洗浄」「技工室内で飲食しない」などを徹底し、自己防護にも心がけましょう。
また、完成した補綴物なども汚染されている可能性があります。洗浄と消毒を行い、密閉包装をしてから歯科医療機関に届けなければなりません。
技工作業中には、「白衣の着用」「マスク、ゴーグルの装着」「手指の洗浄」「技工室内で飲食しない」などを徹底し、自己防護にも心がけましょう。
また、完成した補綴物なども汚染されている可能性があります。洗浄と消毒を行い、密閉包装をしてから歯科医療機関に届けなければなりません。
感染対策に関する厚生労働省の通知
改正歯科技工士法施行規則に、感染対策に関する記載があることをご存じですか?
【歯科技工士法施行規則による規定】
2013年4月1日には、歯科技工士法施行規則が改正され、第13条の2に「歯科技工所の構造設備基準」が追記されました。そこには「十一 歯科技工に伴って生じるじんあい又は微生物による汚染を防止するのに必要な構造及び設備を有すること。」と明記され、その責任と義務が歯科技工所開設者に求められています。
また、厚生労働省医政局通知「歯科技工所における歯科補てつ物等の作成等及び品質管理指針について」(医政発1002第4号:2012年10月2日)が発出され、「歯科技工録」の雛形(日技基本モデル)にも、完成した補綴物等に対する「洗浄・消毒」の項目があります。
【歯科技工士法施行規則による規定】
2013年4月1日には、歯科技工士法施行規則が改正され、第13条の2に「歯科技工所の構造設備基準」が追記されました。そこには「十一 歯科技工に伴って生じるじんあい又は微生物による汚染を防止するのに必要な構造及び設備を有すること。」と明記され、その責任と義務が歯科技工所開設者に求められています。
また、厚生労働省医政局通知「歯科技工所における歯科補てつ物等の作成等及び品質管理指針について」(医政発1002第4号:2012年10月2日)が発出され、「歯科技工録」の雛形(日技基本モデル)にも、完成した補綴物等に対する「洗浄・消毒」の項目があります。
歯科医療関係者感染症予防講習会「感染症予防歯科技工士講習会」
開催実績
日本歯科技工士会では平成14年度より歯科医療関係者感染症予防講習会「感染症予防歯科技工士講習会」を各都道府県にて順次開催しています。平成23年度までにすべての都道府県での開催を終え、現在は二巡目、一部は三巡目に入っています。
歯科医療関係者感染症予防講習会「感染症予防歯科技工士講習会」開催要領
開催年度 | 開催都道府県 |
平成14年度 | 北海道、大阪府、高知県、岐阜県 |
平成15年度 | 千葉県、埼玉県、愛知県、島根県、福井県、宮城県、兵庫県、福岡県 |
平成16年度 | 京都府、神奈川県、熊本県、和歌山県 |
平成17年度 | 新潟県、香川県、三重県、山形県 |
平成18年度 | 長野県、岩手県、栃木県、滋賀県 |
平成19年度 | 秋田県、群馬県、山口県、徳島県 |
平成20年度 | 岡山県、青森県、広島県、沖縄県 |
平成21年度 | 福島県、静岡県、富山県、山梨県、茨城県 |
平成22年度 | 大分県、奈良県、東京都、鳥取県、鹿児島県 |
平成23年度 | 石川県、佐賀県、宮崎県、愛媛県、長崎県 (全47都道府県での開催完了) |
平成24年度 | 長野県、山形県、島根県、福岡県 |
平成25年度 | 北海道、千葉県、大阪府、岐阜県 |
平成26年度 | 宮城県、新潟県、福井県、和歌山県、香川県 |
平成27年度 | 岩手県、広島県、福島県、鹿児島県、愛知県、山口県 |
平成28年度 | 岡山県、富山県、栃木県、埼玉県 |
平成29年度 | 京都府、徳島県、神奈川県、石川県、三重県 |
平成30年度 | 茨城県、兵庫県、熊本県 |
令和元年度 | 長崎県、静岡県 |
令和2年度 | 東京都 |
令和3年度 | 群馬県、青森県 |
令和4年度 | 新潟県、秋田県、宮崎県、長野県 |
令和5年度 | 福井県、茨城県、大分県、広島県、兵庫県 |
令和6年度 | 和歌山県、福島県、佐賀県、富山県 |
歯科医療関係者感染症予防講習会「感染症予防歯科技工士講習会」開催要領
使用テキスト
『歯科技工士のための感染知識と対策例(第3版)』
執筆者 東京歯科大学名誉教授(微生物学)・奥田克爾先生
日技認定講師・大西正和先生
構成 1.病原微生物の基礎知識 : 奥田克爾先生執筆
・歯科技工士が特に注意をすべき病原体の種類
・感染症対策に必要な病原体の性質を知る
・標準感染予防策の基本となる滅菌・消毒について
・感染予防に必要な環境整備
2.補綴物等作製過程における感染対策例 : 大西正和先生執筆
・感染症に関する歯科技工界内外の現状
・補綴物等作製過程における感染対策の考え方
・歯科技工環境の整備
・患者・技工ZONE間における搬送物の感染対策
3.歯科技工領域で使用しやすい消毒・洗浄用薬剤
※テキストは当日、受講者に対し会場で配付します。
執筆者 東京歯科大学名誉教授(微生物学)・奥田克爾先生
日技認定講師・大西正和先生
構成 1.病原微生物の基礎知識 : 奥田克爾先生執筆
・歯科技工士が特に注意をすべき病原体の種類
・感染症対策に必要な病原体の性質を知る
・標準感染予防策の基本となる滅菌・消毒について
・感染予防に必要な環境整備
2.補綴物等作製過程における感染対策例 : 大西正和先生執筆
・感染症に関する歯科技工界内外の現状
・補綴物等作製過程における感染対策の考え方
・歯科技工環境の整備
・患者・技工ZONE間における搬送物の感染対策
3.歯科技工領域で使用しやすい消毒・洗浄用薬剤
※テキストは当日、受講者に対し会場で配付します。